2021年度展覧会


水田コレクション名品展 美人画
Masterpieces of Beauty from the Mizuta Collection





会  期: 4月5日(月)〜4月23日(金)
会  場: 城西大学水田美術館 ギャラリー1
開館時間: 午前9時30分〜午後4時30分 ※入館は閉館の30分前まで
休 館 日 : 土曜日、日曜日
観 覧 料 : 無料




 浮世絵の創始者、菱川師宣 の《見返り美人図》のような、下膨れした顔に小さい目の女性は、当時の人々にとって憧れの美人でした。このように、浮世絵に描かれた女性は理想とする美人の典型であり、同時代の美の規範が映し出されたものです。事実、美人画のスタイルは、時代の好みとともに次々と変わっていきました。明和期(1764〜72)に華奢で中性的な鈴木春信の美人が一世を風靡すると、他の絵師まで春信風美人を描き始めます。天明期(1781〜89)には鳥居清長の八頭身の美人が、寛政期(1789〜1801)には喜多川歌麿の現実味を帯びた美人が大流行しました。そして江戸後期の退廃的な美人へと続きます。


このたびの展覧会では、師宣、宮川長春、懐月堂安度、川又常正、勝川春章の肉筆画と、石川豊信から春信、清長、歌麿、鳥文斎栄之、そして明治の月岡芳年、楊洲周延までの版画、加えて浮世絵の流れを汲む伊東深水の近代美人画を展示し、美人画の流れを概観します。各時代を代表する絵師が描く美人画を通して、豊かな美人風俗と理想美の競演をお楽しみください。


■学芸員によるスライドトーク 
4月16日(金) 午後2時〜(約40分)
*申込不要 *要来館予約
会場:水田美術館1階多目的ホール
※4月16日(金)13:30〜のご来館予約は定員に達しました。予めご了承ください。



−主な作品−







1、菱川師宣《見立石山寺紫式部図》
絹本着色 一幅、江戸時代(17世紀末)



2、鈴木春信《六玉川 井手の玉川》
中判錦絵、明和4年(1767)頃




3、勝川春章《美人愛猫愛犬図》
絹本着色 一幅、寛政元〜4年(1789〜92)頃



4、喜多川歌麿《針仕事》
大判錦絵三枚続のうち左、寛政6、7年(1794、95)頃



5、月岡芳年《風俗三十二相 みたさう 天保年間御小性之風俗》
大判錦絵、明治21年(1888)